15時ぴったりにサンシャインのワールドインポートマートに到着しましたが、
公開きき酒会は既に長蛇の列。
入場規制が掛かっているようで、列がなかなか進みません。
大変だなぁと眺めつつチケットを購入して全国日本酒フェアへ。
こちらはまだ空いていてゆったりと試飲できます。
43都道府県の酒造組合が参加しての、試飲&即売会。
始めの1時間弱は空いていて、ブースの中の蔵元さんとある程度お話できましたが、
16時半に宗幸孝志さんと合流した頃には結構な混雑具合。
まともにお話することが出来ません。
16時過ぎには公開きき酒会のチケットが完売した模様で、
当日券目当ての人が直で流れてきたことが一因していたようです。
43都道府県を一回りして新規に気になったお酒は、
旭桜(茨城)
白瀑(秋田)
あたりかな。もうちょっとあったはずなので後で追記します。
気になった事を何点か。
1.酒を冷やしすぎ
名指しだと新潟、群馬、千葉。
冷え冷え過ぎて味の広がりやふくらみが感じ辛い。
個人的冷たさNO.1は群馬県酒造組合。
キンキンに冷えた群馬泉超特撰純米開けたては、考えさせられる味わいでした。
また、千葉県酒造組合も冷やしすぎが目につきました。
木戸泉醍醐を飲みましたが、
味の方向性が変わったのか冷たかったからなのか判断に悩みます。
岩の井S58古酒もがっちり冷えたのを頂きました。
味の野暮ったさや個性を含めて地元である千葉の酒は好きですが、
冷たすぎては没個性的になってしまうのでは無いでしょうか。
他県との違いも打ち出し辛いと思います。
2.燗設備が無い
唯一用意されていたのは鳥取県酒造組合だけ。
燗向きな銘柄が多い県なのでうれしかったですが、
他県は燗で日本酒を味わうことのPRは良いの?
その代わり常温で提供されている県が多かったのは、常温スキーとしては◎。
3.はき器が少なすぎる
今回のイベントは日本酒愛好家向け限定ではなく、
幅広い層に向けたものと認識しています。
JR池袋駅に沢山ポスターを貼る位ですから。
また会場では節度ある「試飲」をお願いしますと掲げていました。
口に含んだものを出すのは抵抗があるかも知れませんが、
手元に注がれた酒を捨てる事はまだ出来るのではないか。
注がれた酒を飲み干す以外の選択肢がないと、
十分に試飲する前に酔ってしまうのではないでしょうか。
入口側から北海道で出口が九州というレイアウトだったので、
その差も気になります。
4.酒造組合毎の展示コンセプト
茨城のピュア茨城ラインナップは味はともかく統一感を感じました。
高知の宇宙酒、山形の出羽33も同様。山形に関してはマイナス面もあって、
少量の試飲しかない十四代愛山を展示して釣り餌にしていました。
福島が試飲した人にゲームをさせて、300ml瓶を景品として渡していましたが、
今回のイベントにはマッチしていたと思います。景品法的に問題ないかは?ですが。
はき器も少ないし、家に帰って舌を休めてから改めて飲んで頂いた方が、
正しく向き合えるとおもいます。
イベント後は坐唯杏別館で軽く反省会。
つまみ数品とお酒2本程度頂きましたが、
坐唯杏別館で飲んだことを反省する会になりました。