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2004.10.23

酒日記その37-本醸造

「本醸造」が理解できない

古い記事だけど、気付いたのが昨日なのでちと書いてみます。

本醸造という名称は確かに現状とはリンクしない不自然な名称だと思います。
でもそれであるのなら、
本醸造クラスならここら辺が値段及び日本酒入門におすすめだとかの論議に行く方がよいのでは。

ただ自分は普通酒クラスは無理、
好みの蔵元の純米じゃないと口には…という主張に見える意見では、
日本酒を飲む層の間口は広がらないのではないでしょうか。
結局は買う人の好み。ではなく、

このクラスの値段の日本酒なら私は何をお勧めします。
ってほうが良いと思います。

もちろんどこでも手にはいるわけではありませんが、
越乃景虎 龍
一ノ蔵 無鑑査
楯野川 清流
等々一升2000円位で日本酒はいくらでもあります。
酒販DSにいけばいっぱい置いてある価格な上に、
ビール500ml284円で7缶分の値段です。
その中から好みにあった日本酒をビール1缶につき一合と+チェイサー用の水を飲めば、
十分に割に合います。
上に挙げたのは私が飲んだ酒だけなので、
入門用に好きな酒を探す候補はもっといっぱいあるでしょう。

なんか日本酒好きのコミュニティ側から間口を狭めているような感じがします。

※見づらいのでちと修正

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コメント

初めまして。あひるさんのブログから来ました。
本醸造についてのお話、実は私が言い出しっぺですので、コメントさせていただきます。
有さんのおっしゃる通り、日本酒愛好家側から間口を狭めている、それも現実かと思います。
極論は、大吟醸でも純米酒でも、まして普通酒でも、飲む人が旨ければ、それで良いと思います。
ラベルで飲む人が(日本酒に限らず、焼酎でも)多いからか、私が人にお酒をすすめる時は、わざとラベルを貼ってない瓶に入れて、飲んでもらうことが多くなりました。
先日の燗酒の会では、それが本醸造の4年熟成酒だったのですが、皆さん「旨い」とおっしゃってました。
ただ、入門酒ということでは、価格だけで考えるのも如何かと思います。
純米酒でも、良心的な蔵では、一升2000円前後で旨い純米酒を売られています。
個人的には、入門酒はできるだけ、こういう造り手の気持ちが見える純米酒を飲んでいただきたいと思います。
もちろん、本醸造でもいいお酒はいっぱいありますよ。
大阪近辺では、天野酒、梅乃宿(いずれも一升2000円以下)がおすすめです。
一ノ蔵 無鑑査は、かなり入手しやすく、旨いですね。

投稿: マック次郎 | 2004.10.25 21:48

マック次郎さんコメントありがとうございます。元記事の方も読ませていただきました。
値段だけで判断する、というのも確かによくないでしょう。
ただ日本酒に明るくない人が、吟醸・純米・本醸造といわれても何がどうなのか判断つかない可能性が高いと思います。
値段は判りやすい判断材料の一つだと個人的には考えているので、記事のような意見になりました。

造り手の気持ちが見える…という意見はすごく賛成です。
一緒に買い物にいったり、居酒屋に飲みに行ったりできれば、そういったものを勧めていきたいですね。
挙げられた2つの中で天野酒は飲んだことがないので、見かけることがあったら一度飲んでみたいと思います。

地元千葉の酒を人に勧めるなら仁勇(鍋店)、岩の井(岩瀬酒造)あたりでしょうか。
一ノ蔵 無鑑査は酒販DSでも入手しやすいので、敷居が低い良い入門酒かな。

投稿: | 2004.10.26 21:59

はじめまして。アヒルさんのところから来ました。

本醸造の話、興味深く読ませていただきました。
私の周りでは、本醸造派がかなりの数でいます。というのも、最初に日本酒を飲もうとしたとき、私が米の香りのきついものを飲んでいて、それを試し飲みして「ちょっとキツイ…」と感じたからだと思います。そのあと、すっきりした本醸造(もちろん美味しいもの)を飲んだり、大吟醸のサッパリさに感動したりしながら、日本酒を好きになっていった流れが影響してるんでしょうね。結果、彼女たちは本醸造系も純米系も好きになったわけです。
個人の好みはあると思いますが、根本的な話、美味しかったらなんでもいいですよね?安くて毎年同じように上質な本醸造を作ろうと一生懸命な蔵元さんもたくさんありますし。
ここのところ、純米酒が好きなあまり、排他的な意見を述べられる方が多くて悲しい思いをしていたので、本醸造にエールを頂いたようで嬉しくなってコメント致しました。

投稿: たかねえ | 2004.10.26 23:31

たかねえさんコメントありがとうございます。
はい、私も飲む人が美味しいと感じれば、種別は関係ないと考えています。
それぞれ違った楽しみ方があるのですから。
こういう表現をすると変かも知れませんが糖類、酸味料が加えられている日本酒が馴染み深くて好きという人もいます。だから大手の大衆酒が売れているわけです。
自分が何かを勧めたい場合は、相手の好みを否定せずに、自分の好みも共感してもらえればよいと思います。
日本酒が好きな方は、美味しい酒を飲めば、何かしら反応してくれるはずです。

私も自分に合った美味しい日本酒を探し始めて、まだ日が浅いです。
自分のなかで一番の酒を見つけると共に、周りにも日本酒の奥深さと美味しさを伝えられればと思っています。

投稿: | 2004.10.28 07:34

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